信仰の巨人と共に走る
リベカ
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惜しみなく与える

 
 モーセの言葉をまだ思い巡らせていると、こちらに向かってスタンドから女性が近づいて来ました。
その女性が誰なのか考える間もなく、彼女は話しかけてきました。
「私が町の泉に近づいた晩は、ごく普通の1日でした。私が水を汲む順番を待っている間、友達の所へ行って、その日あったことを話しました。水を汲んで肩に水瓶を乗せて、家へ向かって歩き始めました。すると見知らぬ人に『水を飲ませてもらえないか』と尋ねられました。結構年配の人で優しい声をしていました。使用人のような身なりで、一目で良い家に仕えているのがわかりました。彼らは埃まみれで、長く旅をしてきたようでした。私はためらわずに、水瓶を下ろして水を差し上げました。彼はゴクリとゆっくり飲みました。その時、彼がらくだを連れているのに気づきました。彼の喉が渇いていたように、きっとらくだも水が飲みたいだろうと思いました。そこで、らくだにも水をやりました。その時惜しみなく与えたことが、自分の人生と大勢の人の人生を変えることになるとは、思ってもみませんでした。私がとった行動がその方の祈りの答えであり、恵み深い神の計画であるとは全く知りませんでした。自分がしなくてはならないと思ったことをしただけでした。あなたも同じようにしなければなりません。惜しみなく与えなさい。」
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