金買取の知識

2021年08月04日(水)
【金もプラチナも高級品として有名で】
金もプラチナも高級品として有名ですが、どっちが高いかは普段意識することがないでしょう。


プラチナの方が原則的には高価です。


その理由には、金と比べて特定の地域だけに偏在していることや、総生産量の圧倒的な少なさの影響があります。


プラチナは年間約200トンほどしか産出されません。


金やプラチナは光沢も美しく、化学的にも非常に安定した物質なので、世界共通の価値を持つ国際商品としての地位を確立していますが、有史以前から現在まででオリンピックプール3倍分(金の場合)に過ぎないという、圧倒的な流通量の少なさが、1グラム5000円を超えるほどの高値の理由になっています。


ここ十年くらい、金やプラチナの高価買取の広告や看板が街に溢れています。


WEB上でも、ためしにgoogleなどで検索してみても、高価買取を謳う宣伝のページがたくさんヒットします。


元々使わなくなって自宅に眠っていたアクセサリーなら、売る店がどこでも大して変わらないだろうという考えはもっともですが、貴金属の価値というのは、相場の変動があるので、常に相場の変動を見ておいて、上がった時に売るのが一番お得です。


リーマンショックやギリシャの経済危機の影響を受け、金の価格が高くなっているので、専門店で買い取ってもらったという時、年間20万円以上の利益が出ている場合などは、確定申告が必要なケースが出てきます。


金の売却によって生じた利益(売却額から購入時の価格や雑費を引いたもの)は基本的に譲渡所得となり、給与所得などと合わせて総合課税の対象になりますが、この内50万円までは特別控除、つまり税金を払わなくていい部分になります。


色々と複雑な計算はありますが、要約すると、50万円以下の譲渡所得であれば税金はかかりません。


また、年収2000万以下のサラリーマンでその他の所得も20万円以内なら、確定申告も必要ありません。


買取業者が自宅までやって来て、使わなくなった金製品を買取りますなどとしつこく言ってくる迷惑な形式がはびこっており、訪問購入と呼ばれています。


業者の量ったグラム数や買取価格の基準が信用できなかったり、ちゃんと検討できないまま強引に買取を進められてしまったなどで、悔やんでも悔やみきれない方が少なくありません。


ですが、対処法もあります。


金買取の訪問購入に対しては、訪問販売の場合と同じように、クーリングオフができるように法改正されたので、売却から8日以内なら、売った品物を取り戻すことができることを知っておき、悪徳業者のゴリ押しに負けないようにしましょう。


金製品をどこよりも高く買い取れるとネットで広告が出ていたから利用してみたのに、納得できないような安い金額で言いくるめるように買取を進められてしまったといった経験をして後悔している人もいるのではないでしょうか。


誠実なお店ならよいのですが、一部では残念ながら違法スレスレの商売をしている店もあるので、よくよく調べてから利用するといいでしょう。


こうした被害に遭ってしまった時には警察よりも消費者センターにまず相談してみるのが効果的です。


10:54


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