金買取の知識

2017年03月29日(水)
【少し前に、金買取業者を名乗る人から電話がかかって】
少し前に、金買取業者を名乗る人から電話がかかってきたことがあります。


保険や不動産の営業なら珍しくもありませんが、何か売るのではなく、逆に買うという話は珍しく、話だけでも聞いてみることにしました。


そうすると、手持ちの宝飾品や貴金属で処分を検討している品物があればその業者に売却できるという話でした。


丁度、昔買った宝石がタンスに眠っているのを思い出し、試しに査定してもらうことにしました。


最近は未成年が高額な品物を身に付けていることも多いですが、金買取のお店では20歳未満からの買取の禁止が原則としてあります。


このため、未成年者は買取の利用を断られてしまうと思った方がいいでしょう。


僅かながら、利用が18歳から可能なケースもあるのですが、未成年であれば保護者のサインなどが必要になってきます。


加えて、たとえ18歳からOKの店でも、高校卒業までは駄目というケースがほとんどです。


未だ記憶に新しいリーマンショック。


それからここ数年で、徐々にですが、市場における金の買取価格が上がりつつあります。


さらに、これも記憶に新しいことですが、ギリシャ国内では、経済危機が限界に達したため、預金の引き出し制限も発動されました。


リーマンショックに続き、この経済破綻も金の市場価格を引き上げる起爆剤であると言えるでしょう。


依頼してもいないのに自宅にやってきて、納得できないような安価で強引に金を買い取っていく、訪問購入と言われるスタイルで被害に遭ったという方が増えているようで、法規制も行われています。


まるで持ち主に利益があるかのようなことを言い、こちらが申し出に応じなければ、しつこく粘ったり、強引な態度で無理やり買い叩くなど当たり前です。


こうした業者は、ハナから真っ当な取引をするつもりなどなく、後々の証拠となるような書類もほとんど渡してくれないので、怪しい業者が訪ねてきても相手にしないようにしましょう。


プラチナと言われてプレゼントされたアクセサリーを買取に出すと、全く別の金属であるホワイトゴールドだと言われたという何とも残念なケースがままあると聞きます。


もちろん、両者は別物です。


最近は金高騰で価値が変わらなくなったとはいえ、元々プラチナは金よりも高価でしたから、その代替品としてホワイトゴールドが出回るようになったのです。


アクセサリーのどこかに「K18WG」や「K14WG」といった表記が刻まれていれば、金が半分以上含まれているホワイトゴールドです。


なんだか安っぽいように思えるかもしれませんが、これだって金の一種ですから、金製品を買い取ってくれる店であれば、現金化は可能だと思います。


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