金買取の知識

2020年03月22日(日)
【買取業者が自宅までやって来て、しつこ】
買取業者が自宅までやって来て、しつこく金を買い取ろうとしてくるという迷惑な事例があります。


これは訪問購入と呼ばれます。


買取価格が通常に比べて異様に低かったり、強引に売却に同意させられてしまったなどで、後悔しても時既に遅し、というケースも多かったのです。


しかし、安心してください。


訪問購入については訪問販売と同様、クーリングオフ制度の対象になったため、一度売却してしまっても、8日以内なら契約を取り消して品物を取り戻せることを知っておき、悪徳業者のゴリ押しに負けないようにしましょう。


買取価格には自信があります、という売り文句につられて行ってみたところ、全くそんなことはなく、むしろ相場より低い額で買取に応じてしまった、などというケースはよく耳にするところです。


多くの業者は真っ当に商売をしていますが、中には残念ながら違法スレスレの商売をしている店もあるので、十分気を付けなければなりません。


黙って泣き寝入りするのが嫌な人は、弁護士もいいですが、先に消費者センターに相談するのをお勧めします。


貴金属の代表といえば金とプラチナですが、より高価なのがどちらかは普段意識することがないでしょう。


ここのところ金の価格も追いついてきましたが、元々高かったのはプラチナです。


昔は特にそうでした。


要因としては、元々の埋蔵量の少なさの影響があります。


プラチナは年間約200トンほどしか産出されません。


金やプラチナは光沢も美しく、化学的にも非常に安定した物質なので、有史以前から世界中で高い価値を認められてきましたが、有史以前から現在まででオリンピックプール3倍分(金の場合)に過ぎないという、圧倒的な流通量の少なさが、その価値を形作っているというわけですね。


株式や外貨など、投資の対象となるものは多いですが、昔からその代表といえば金です。


今も昔も、金はほとんど資産価値が崩れないことで知られています。


高低の激しい株式や外貨取引と異なり、金は価値がほとんど変わらないのです。


高級品として世界中で認知されているのも、昔から金が投資の対象にされてきた理由の一つです。


そうは言っても、全く変わらないわけではないので、念のため、買取を利用する前に、今、金相場が下がっていないか、一度チェックしておくのが無難です。


全世界を混乱に陥れたリーマンショック。


その時から現在までの数年間で、徐々にですが、金を売却する際の買取価格が上がってきているようです。


加えて、ここ最近、ギリシャ国内では、経済危機が限界に達したため、預金の引き出し制限も発動されました。


このことも、先のリーマンショックと同じく、市場での金の価格が上がる切っ掛けであると言えるでしょう。


10:36


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