金買取の知識

2021年02月13日(土)
【ずっとプラチナだと思っていた指輪などを買】
ずっとプラチナだと思っていた指輪などを買取ショップに持って行ったら、実はホワイトゴールドで、プラチナとは全く別物だったという何とも残念なケースがままあると聞きます。


ホワイトゴールドも装飾品によく使われますが、プラチナとは全く異なります。


プラチナはあまりに高価で、一昔前は金の3倍ほどしたくらいですから、色合いの似ているホワイトゴールドをプラチナの代わりに用いるようになったのです。


合金であるホワイトゴールドは、一般に18金か14金なので、K18WGやK14WGなどとあればホワイトゴールドだという証です。


代替品と聞くと安そうな印象ですが、金であることに変わりはないので、金買取を扱っているお店ならどこでも買い取ってもらえるでしょう。


金とプラチナはどちらが値段が高いのかまで把握している人はあまり居ないように思います。


基本的には、プラチナの方が金より高価とされています。


百年ほど前は今よりもっと顕著でした。


それには、レアメタルの中でも突出している希少性の高さの影響があります。


プラチナは年間約200トンほどしか産出されません。


金とプラチナは、いずれも安定した分子構造を持ち決して経年劣化がないので、国際情勢に関係なく世界中で需要の高い物質ですが、生産量や流通量のあまりの少なさが、価値の根底にあるわけです。


買取店にとって真贋鑑定は重要です。


時として、偽物の金をつかまされていた人が、本物と信じたまま買取に持ってくることもあります。


素人には当然判別できないような、巧妙に作られた贋物で、真贋鑑定を突破しようとする詐欺師もいるほどです。


とはいえ、比重計を用いて品物の重さを測定すれば、水に沈めた場合の重さの変動をもとに、比重を求め、金の純度を判別することが可能です。


タングステン合金で作られた偽物などは比重計でも判別できませんが、試金石と呼ばれる黒い石に品物を擦り付けて色合いを見る「試金石検査」なら、どんなによくできた偽物でも、簡単に見分けられます。


この方法は江戸時代には既に使われていたといいます。


頼んでもいないのに家に業者が訪問してきて、強引に金製品の売却を迫る訪問購入というケースがあり、問題視されています。


業者の提示した買取金額がどう考えても安すぎだったり、強迫的な態度に負けて売却に合意してしまったなどと、後悔しても時既に遅し、というケースも多かったのです。


ですが、対処法もあります。


金買取の訪問購入に対しては、平成24年の特定商取引法改正に伴い、クーリングオフ制度の対象となったので、一度売却してしまっても、8日以内なら契約を取り消して品物を取り戻せるのを頭に入れておくことをお勧めします。


ここのところ、金相場の高騰に伴って、不要になった金製品やプラチナ製品をお売り下さいという内容の宣伝を行うお店が急増してきたイメージです。


パソコンやスマホでネットを見ていてもよく広告が表示されますし、気になって検索してみたら、金買取のお店のページがずらずらと出てくるのです。


元々使わなくなって自宅に眠っていたアクセサリーなら、店はどこでもいいという人も多いのかもしれませんが、相場の上下によって買取額が大きく変わるのが金買取というものですから、相場の変動を確認しておき、高くなった時に売るのが賢いといえます。


20:18


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