サラ・バーク（Sarah Burke 1982年9月3日生）［カナダ・フリースタイルスキーハーフパイプ選手］
オンタリオ州バリー出身。夫は14歳のときに知り合ったフリースキーヤーロリー・ブッシュフィールド。サラは2005年フリースタイルスキー世界選手権ハーフパイプで見事優勝し金メダルを獲得した。Winter X Gamesでは4度も優勝し、ハーフパイプの女王として脚光を浴びた。また選手の傍らフリースタイルスキーハーフパイプのオリンピック競技の採用に尽力、2014年からソチオリンピックの競技に正式に採用され、メダル獲得が確実視されていた。
2006年に男性誌『FHM』が毎年行っている「世界で最もセクシーな女性100人」リストの一人に選ばれた。2007年にはESPY賞の最優秀女性アクションスポーツ賞を獲得した。
2012年1月10日、米国ユタ州のスキー場で練習中に、フラットスピン540を失敗しボトム（平らな底面）に転倒、脊椎の動脈を切断する重傷を負い、翌11日に手術を受けた。手術は成功したが頭蓋内出血、心肺停止で危篤状態となり、同年1月19日に死亡した。
ソチオリンピックではフラワーセレモニーの表彰台でメダリストたちが天に向かってハートマークのポーズを見せ追悼の意を表した、またパイプコース整備スタッフもハートマークで列を組んで滑走した。試合後には金メダリストのマディー・ボーマンが「サラ・バークは私たちと共にここにいる」「スキーに全力で打ち込み、自分のやっていることを愛し、自分の人生を愛するという永久の遺産を彼女は残した」とコメントを残した。
2012年1月19日死去(享年29)
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